【インフルエンザ】「A香港型」も増加 異例の3種同時流行か
直近5週間で検出されたウイルスはB型が最多。続いてA香港型が、これまでの主流で2009年には新型として流行したH1N1を追い抜いた。3種類が同時に流行するのは異例で、1週間の全国の推計患者数は前週より8万人多い約282万人に達した。
厚労省によると、同じA型でもH1N1に感染後にA香港型に感染する可能性があり、今シーズン複数回インフルエンザに感染した患者も少なくないとみられる。都道府県別で報告数が最も多いのは大分の77・09人で、福岡(69・96人)▽埼玉(68・29人)▽神奈川(66・31人)▽高知(66・19人)--と続いた。
また、1月29日~2月4日に休校や学年・学級閉鎖の措置を取った保育所・幼稚園・小中高校は1万752施設で、昨年同期の約1.5倍。欠席は今季の累計で約45万7000人に上る。