1月28日~2月3日の熊本県感染症情報によると、県内80の定点観測医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前週比1459人減の2372人だった。A型が97・1%を占め、その中でも2種類が流行中。一度A型にかかっても、別のA型に再感染する可能性もあるという。
厚生労働省によると、全国ではA型のうち「AH1pdm09」と呼ばれる型が50%、「AH3亜型」が49%と、ほぼ半数ずつを占める。2種類とも今年のワクチンには入っている。B型は全体の1%。
1定点医療機関当たりの患者数は29・65人。保健所管轄別では、菊池(45・00人)、宇城(35・50人)、荒尾・玉名(33・25人)が多く、県全域で警報レベルが続いている。県健康危機管理課は、20秒以上かけた丁寧な手洗い、せきを人に向けないなどの感染予防を呼び掛けている。
感染性胃腸炎が山鹿と荒尾・玉名で警報レベル。咽頭結膜熱が荒尾・玉名で、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が宇城で警報レベルにある。レジオネラ症と百日ぜきが各1人、報告された。