県内ではインフルエンザの患者数が増え、学級閉鎖となる学校が出ている。
その数は、きのうの19校からきょうは27校となった。
県などが感染予防対策を呼びかけている。…
私たちが向かったのは、郡山市の薫小学校。
ある学年の教室を覗いてみると…。
*長江リポート
「水曜日であるにも関わらず閑散としているこちらの学級、クラスの半分近くの児童がインフルエンザに感染し、昨日から学級閉鎖になっています」
インフルエンザによる学級閉鎖。
学校によると、おととい、5年生の1クラスで9人がインフルエンザに感染。
その後もインフルエンザに感染する児童が増えてきたため、学校はこのクラスを昨日から学級閉鎖にした。
*郡山市立薫小学校・渡邉兼一校長
「みんなで一緒に集団で罹患するなんてことはあってはいけないこと、学校としても保護者の方と協力して防いでいければと思っている」
県が県内77の医療機関から報告を受けたインフルエンザの患者数は、今月9日からの1週間で1143人。
患者数は、前の週よりも188人増えていて、学級閉鎖となる学校も県内全域できのうの19校からきょうは27校となった。
こちらの学校では、これ以上の感染を防ぐため、徹底した手洗いとうがいを行っている。
*2年生学年主任・渡辺智恵子先生
「薫小ではお茶を持ってきているんですけど、そのお茶を入れて上を向いて喉をしっかり洗いなさいというもの」
お茶に含まれる「カテキン」には殺菌作用があり、感染症の予防に効果があると言われている。
*児童は
「手は、インフルエンザの予防をするようにしっかり洗った」
「ガラガラうがいをできるだけするように」
そして手洗いとともに、インフルエンザの予防に効果があると言われているのがマスク。
使うならどんなマスクがいいのか、私たちは郡山市内の薬局へ。
*長江アナリポート
「入口すぐのところにもこのようにマスクが取り揃えられ、さらに進んでいくと、こうした夜用のマスクなどさまざまなタイプのものが取り揃えられています」
店内には10種類以上のマスクが取りそろえられていた。
では、そのマスクの正しい使い方とは…・
*ウェルシア薬局薬剤師・国分歩さん
「鼻にしっかりフィットさせて、隙間がないような形にしていただいて、顎部分もすっぽりとかぶせるような形が正しいつけ方」
マスクと顔の間に隙間があると、そこからウイルスが入ってしまうため、なるべく隙間を作らないようにすることが重要。
また、こんなマスクも…。
*ウェルシア薬局・国分歩さん
「夜用の加湿タイプのものなどもあるので、おすすめ。マスクは基本的に使い捨て、定期的に取り替えるということが大事になってくると思う」
マスクをつけたり外したりするとマスクにもウイルスがつくので、外出のたびに新しいものに変えるのも大切。
寒さが続く県内、体調管理とともに、インフルエンザの予防対策をもう一度見直す必要がありそう。
http://www.news24.jp/nnn/news86512420.html