2019/03/01【インフルエンザ】インフル集団感染、入院患者3人死亡 病院は因果関係否定 /北海道
函館市の函館循環器科内科病院(臼田俊二院長、65床)の入院患者9人と職員4人の計13人がインフルエンザに集団感染し、うち患者3人が死亡していたことが28日、分かった。
病院によると、13人は2月15日から18日にかけて発症。このうち70~90代の3人が同16~19日に死亡した。病院は「感染拡大を防げず、患者とその家族に迷惑と心配をおかけして申し訳ない」とする一方、死因については、1人が「心不全と腎不全と肺炎が複合的に作用した」、1人は心不全、1人は肺がんだったとして「感染と死亡の因果関係はない」と主張している。
病院は2月1日から、感染予防のため来院者と入院患者の面会を制限していたほか、同15日以降は他の患者に予防薬を投与し、病室を隔離したと説明している。同19日以降、新たな感染者は出ていない。
市立函館保健所は、同25日の聞き取り調査でこうした病院の対応が適切だったと判断。今後、立ち入り検査をする予定はないという。