2017/06/02【エボラ対策】エボラ対策に日本の技術が貢献 JICA、コンゴに試作品提供 /コンゴ

【エボラ対策】エボラ対策に日本の技術が貢献 JICA、コンゴに試作品提供 /コンゴ

エボラウイルス病が発生した中央アフリカのコンゴ民主共和国に対し、国際協力機構(JICA)は5月29日、エボラウイルス迅速診断キット(クイックナビシリーズ)の試作品400テストを引き渡した。特別な器具や装置を必要とせず、5種あるエボラウイルスのうち3種類を約15分で検出でき、医療施設が十分に整っていない地域でも活用が期待される。

このキットは、隣国のザンビアで実施中の地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)「アフリカにおけるウイルス性人獣共通感染症の調査研究プロジェクト」の研究成果を活用し、プロジェクトのチーフアドバイザーである高田教授(北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター)とデンカ生研が共同で開発した。

今回、エボラウイルス病が5月11日に発生したのを受け、コンゴ民主共和国保健省にアドバイザーとしてJICAから派遣されている、国立国際医療研究センターの池田憲昭専門家が高田教授にキットの供与を打診し、デンカ生研により無償で提供された。

提供されたキットは、コンゴ民主共和国の国立生物医学研究所や国内の診療所でエボラウイルス病感染疑い患者や、ウイルスを保有している可能性のある動物に対する検査・診断の補助として使用される。

なお、以前は「エボラ出血熱」と呼ばれていたが、必ずしも出血症状を伴うわけではないため、近年では「エボラウイルス病」と呼ばれることが多くなっている。

http://newsalt.jp/…/%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%A9%E5%AF%BE%E7…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る