【カンピロバクター】佐賀市の居酒屋で9人が食中毒 /佐賀県
佐賀市の居酒屋「ふく手羽佐賀店」で食中毒が発生したとして佐賀県は31日、8月4日まで5日間の営業停止処分にした。9人が下痢や腹痛などの症状を訴えたが、おおむね回復に向かっている。
県生活衛生課によると、男女15人のグループが21日午後6時半ごろ、同店で鶏たたき、手羽揚げなどを食べたところ、20~60代の男性7人、40代の女性2人が食中毒の症状を訴えた。このうち4人から、原因となる細菌のカンピロバクターが検出された。
同店は「加熱用」と記載されていた鶏肉を鶏たたきとして調理、提供していたという。
カンピロバクターによる食中毒は鶏肉料理の加熱不足で近年、全国的に増加傾向という。
生活衛生課は「中心部を75度で1分以上加熱するほか、加熱用と表示された鶏肉を生食用に使わないなどの予防を」と呼び掛けている。