【ジカウイルス】ジカウイルス感染妊婦の児の7%に先天異常
アメリカ大陸フランス領の症候性ジカウイルス感染妊娠女性546件を対象に、児の先天異常リスクを前向きコホート研究で検討した。
その結果、胎児555例中28例(5.0%)は流産または死産だった。ジカウイルス感染に関連する可能性のある神経障害および眼障害が胎児および新生児39例(7.0%)に見られた。発生頻度は、妊娠第1期感染(12.7%)が第2期感染(3.6%)および第3期感染(5.3%)と比べて高かった(P=0.001)。胎児および新生児の32例(5.8%)に小頭症が認められ、そのうち9例(1.6%)は重症だった。