2021/03/10【ノロウイルス】八甲田ホテルで食中毒 /青森県
青森市のホテルで食事をした男女12人が吐き気などの症状を訴え、保健所が調査した結果、ノロウイルスによる食中毒とわかり、ホテルの厨房が9日から6日間の営業停止処分を受けました。
営業停止の行政処分を受けたのは、青森市荒川にある「八甲田ホテル」の1階厨房です。
青森市によりますと、今月、ホテルから保健所に先月末に宿泊した客の体調不良について連絡があり、保健所が調べた結果、ホテルで食事をした宿泊客31人のうち12人が吐き気や下痢などの症状を訴え、多数の人からノロウイルスが検出されたということです。
12人の共通の食事がホテルでの食事に限られることから、保健所は食中毒と断定し、食事を提供したホテルの1階厨房を9日から6日間の営業停止処分としました。
青森市によりますと、12人の症状は軽く、9日までに全員回復しているということです。
県によりますと、ことし県内で食中毒が確認されたのは初めてです。
八甲田ホテルは、9日、公式ホームページで食中毒の発生を報告し、関係者に謝罪するとともに、衛生管理などを徹底して再発防止を図る考えを示しました。
青森市は、ノロウイルスの食中毒を防ぐために、食品を十分に加熱することや、調理器具や食器をよく洗い、熱湯で消毒するなどの対策を呼びかけています。