2017/06/09【ノロウイルス】北海道でノロの集団感染、例年上回る発生 /北海道
【ノロウイルス】北海道でノロの集団感染、例年上回る発生 /北海道
ノロウイルスなどの感染性胃腸炎の集団感染が、北海道で例年以上に多く発生している。冬場が流行のピークだが6月ごろまでは続くため、道などが引き続き注意を呼びかけている。
道と札幌市によると、流行が始まる時期の昨年9月から今年5月末までに、5502人が集団感染した。昨季(2015年9月~16年8月)の年間数をすでに1239人上回っている。ここ数年では4年ぶりに患者数が多くなっている。
集団感染のほとんどがノロウイルスで、保育所や小学校など子どもが集まる施設での発生が大半を占める。道地域保健課は「子どもはたくさん動き回り、他人と接触する機会も多いので集団発生しやすい。流行の理由は不明だが、感染予防を心がけて欲しい」と話している。
厚生労働省によると、ノロウイルスは主に口を通じて感染する。下痢や嘔吐(おうと)などの胃腸炎の症状がでる。通常は1~2日で治るが、子どもや高齢者は重症化する場合もある。食品をよく加熱することやトイレやおむつ交換後の手洗いなどで、感染拡大を防げるという。