2017年度の感染症の定期予防接種で、接種間隔の誤りや、期限切れのワクチンの使用といった不適切な事例が7787件あったことが7日、厚生労働省のまとめで分かった。同省の専門家部会で報告された。看護師の指に刺さった針をそのまま使うなどしたケースも11件あった。
こうした誤りに関連し、発熱や腫れなどが35件報告されたが、重大な健康被害はないという。
厚労省によると17年度の誤りで最多だったのは、複数回接種するワクチンの間隔を誤った4025件で、半数以上を占めた。接種回数を誤るなどして不要な接種をしたのが977件あった。