【医療ミス】定期予防接種でミス6602件…対象外の人に接種など
全国の市区町村で行われる定期予防接種で、対象外の人に接種するなどのミスが2016年度は6602件に上ったことが、厚生労働省の調べでわかった。
前年度より7%(434件)増え、報告制度が始まった13年度以降で最多となった。健康被害は確認されていない。16年10月から、乳児を対象にしたB型肝炎ワクチンが新たに定期接種になるなど、全体の接種回数が増えた影響とみられる。
ミスは、接種の間隔を間違えたものが3475件で最も多く、接種回数の間違いなどによる不必要な接種が797件、対象でない人への接種が549件。使用済みの注射器を別の人に使うなど、血液感染につながりかねない重大なミスは11件あった。