2020/01/21【新型コロナウイルス】新型肺炎、国内初の感染者‐30代男性からウイルス検出
中国・武漢市で新型コロナウイルスに関連した肺炎の発症が相次いでいる中、厚生労働省は16日、神奈川県在住の30代男性から同ウイルスが検出されたことを公表した。今回のウイルスによる肺炎患者が確認されたのは国内で初めて。ウイルス感染者と生活していたことによる感染の可能性は否定できないとし、フォローアップ調査を進めている。厚労省は、通常の生活をしている人が感染する可能性は低いとし、咳エチケットや手洗いなど、通常の感染対策の実施を国民に呼びかけている。
男性は今月3日に武漢市で発熱し、6日に帰国後、同日に神奈川県内の医療機関を受診。10日に入院し、15日に症状が軽快して退院後、現在は自宅療養中で熱はないものの、咳をしているという。6~10日の男性の行動については、調査が進められている。