2021/03/11【新型コロナウイルス:COVID-19】アナフィラキシー、国内で新たに12人 ワクチン接種
厚生労働省は11日、新型コロナウイルスのワクチンを接種した20~50代の男女12人が、重いアレルギー反応であるアナフィラキシーを発症したと発表した。いずれも投薬などで症状は回復したり快方に向かったりしている。
国内では11日までに、約18万人の医療従事者がワクチンを接種。アナフィラキシーを発症したのは計37人となった。厚労省は12日に開催する会合で症例を検討するとしている。
厚労省によると、内訳は男性1人、女性11人。米ファイザー製のワクチンを8~10日に接種し、接種から40分以内にせきやじんましん、嘔吐(おうと)などの症状があった。1人は1泊入院し、症状が回復したため退院した。
医療機関の報告では12人とも接種と症状に関連があるとされた。うち10人はアレルギーやぜんそくなどの基礎疾患があった。厚労省の専門調査会長を務める岡明・埼玉県立小児医療センター病院長は「12日の会合で海外の報告基準との比較や、予診時の十分な既往歴の確認などを議論したい」としている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG11DDR0R10C21A3000000/