新型コロナウイルスの影響が続く中、東京都内のハローワークを利用する人からは「求人が少ないため仕事を探すことが難しい」などという声が聞かれました。
東京 足立区にある「ハローワーク足立」では、感染防止の対策を徹底したうえで、再就職の活動を進める人たちに求人を紹介したり、相談に応じたりしています。
緊急事態宣言が出されたあとも、仕事を探すためにハローワークを訪れる人は減っていないということですが、インターネットや電話でも求職活動の登録ができることなどを改めて周知しています。
去年6月まで飲食業で働いていたという50代の男性は「年齢的にも、経験のある飲食業で次の仕事を探していますが、なかなか見つかりません。緊急事態宣言が解除されれば少しは状況がよくなるのかもしれませんが、失業給付を受け取ることができる期間がもうすぐ終わってしまうので、早く次の仕事を見つけて働きたいです」と話していました。
ハローワーク足立の橋本昌司職業相談部長は「感染拡大の影響で求人数が伸び悩んでいますが、対面に限らず電話でも相談に対応し、再就職につなげていきたいです」と話していました。