2021/03/05【新型コロナウイルス:COVID-19】尾身氏、年内終息見込めず 人口の6~7割がワクチン接種しても「冬までは感染広がる」
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は5日の参院予算委員会で、コロナ感染の年内の「終息」は見込めないとの見方を示した。年内に人口の6、7割がワクチン接種を受けると仮定しても「おそらく今年の冬までは感染が広がり、重症者も時々は出る」と述べた。
終息の定義として「さらに1年、あるいはさらにもう1年たち、季節性インフルエンザのように、それほど不安感がなくなれば終息となる」との考えを披露した。
コロナ対策で営業時間短縮要請に応じた事業者向けの協力金に関し、国民民主党の舟山康江氏は「一律給付では事業者の不公平感は拡大する一方だ」と訴え、事業規模に応じた支援を求めた。菅義偉首相は「そうした対応も考えるべきだと十分承知している」と語り、検討する姿勢を示した。
検査体制強化を巡り、首相は「変異株には特別に注意を払い、感染拡大を絶対に防ぎたい」と強調した。
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