【梅毒】梅毒報告23人、現在の統計方法で最多 /岩手県
岩手県内で梅毒が増えている。今年報告された感染者数は2日までに23人に上り、昨年の年間16人を上回っている。現在の統計方法になった1999年以降で最多で、全国的にも増加傾向にあるため、県が注意を呼びかけている。
県環境保健研究センターによると、23人のうち男性は20人で女性は3人。男性は30~50代が多いという。2007年以降は数件で推移していたが、16年に9人、17年に16人と年々、感染者数が増えている。
梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因の感染症。主に性交渉などにより感染する。感染に気づきにくいため他人にうつしやすい。感染して数年経つと心臓や血管に病変が生まれ、場合によっては死に至ることもある。