2019/07/02【立ち入り検査】食中毒防止へ、初の立ち入り検査 山形市保健所 /山形県
食中毒予防を啓発する夏期食品等監視強化月間(7月)に合わせ、山形市保健所は1日、スーパーマーケットや旅館、食品製造メーカーなどの立ち入り検査を開始した。陳列棚にある食品が適切な温度で保管されているかなどを、薬剤師らがチェックした。
ショッピングセンター吉田(城南町3丁目)では、職員5人が検査を行った。店内を回り、表面温度計でパックの保存温度を測ったり、表示された保管方法が守られているか確かめたりした。
市内では昨年、カンピロバクターによる食中毒が1件発生。担当者は手洗いや十分な加熱が予防に有効だとし、「スーパーで生魚や生肉を購入した際は、液が漏れないよう、小さいビニール袋に入れて封をするのがいい」と話した。
同市が4月に中核市に移行し、市保健所が発足して初の取り組み。月末までに約160カ所で立ち入り検査する。