2017/09/20【腸管出血性大腸菌:O157】O157、11都県から拡大…人から人へ感染か
【腸管出血性大腸菌:O157】O157、11都県から拡大…人から人へ感染か
埼玉、群馬両県の総菜販売店で購入した総菜を食べた人らが相次いで腸管出血性大腸菌Oオー157に感染している問題で、同じ遺伝子型の菌が検出された地域は、これまでの11都県より拡大し、変異した遺伝子型も確認されたことが、厚生労働省の調査でわかった。
厚労省では、人から人への二次感染などで散発的に広がった可能性があると分析している。
同省によると、両県の患者から検出されたのは、「VT2」と呼ばれる毒素を出すタイプのO157。これまで両県をはじめ、東京、神奈川、三重、香川など計11都県で同じ遺伝子型の菌による感染が確認されていた。その後の調査では、8月14~20日の1週間にVT2への感染が報告された21都道府県の計144人について、多くの自治体で同じ遺伝子型が確認された。