2019/08/20【腸管出血性大腸菌:O103】高等学校における腸管出血性大腸菌感染症の集団発生について /茨城県
8月9日(金)に千葉県から,千葉県内在住で,江戸川学園取手高等学校(学校長:竹澤 賢司(たけざわけんし) ,所在地:取手市西1-37-1,生徒数:1307名,教職員数:84名)に通学する男子生徒(2年生)の腸管出血性大腸菌感染症発生届(O103VT1+)が松戸保健所にあった旨,本県に情報提供がありました。
千葉県からの情報を受け,当該高等学校を管轄する竜ケ崎保健所が調査をしたところ,2年生は,7月28日から8月2日まで,勉強合宿(東北方面)に出かけており,症状の有無等を確認したところ,これまでに参加者459名中160名が水様性下痢等の症状を呈していることが判明しました。
また,当該2年生が居住する千葉県,埼玉県,東京都に疫学調査及び検体(便)検査を依頼するとともに,県内在住の2年生について,疫学調査及び検体(便)検査を実施したところ,8月18日(日)までに27名から腸管出血性大腸菌(О103VT1+:26名,О型不明VT1+:1名)が検出され,計28名の感染者が確認されました。
下痢等の症状による入院者,重症者はおらず,発症者は快方に向かっております。
竜ケ崎保健所では,当該高等学校に対し感染拡大防止に向けた指導を実施するとともに,食中毒・感染症の両面から調査をしております。
http://www.pref.ibaraki.jp/…/kansen/idwr/press/20190820daic…