2019/09/07【腸管出血性大腸菌:O157】伊万里の保育所園児らO157 佐賀県内、集団感染今年3例目 /佐賀県
佐賀県は6日、伊万里市内の保育所の園児と家族、計5人が腸管出血性大腸菌(O157)に感染したと発表した。伊万里保健福祉事務所は、接触者の調査や感染経路を調べている。
県健康増進課によると、保育所に通う2歳の男児が水様性下痢や発熱などの症状を訴えて2日に伊万里市内の医療機関を受診した。検査の結果、3日にO157の感染が分かり、医療機関が伊万里保健福祉事務所に届け出た。
4、5日に検便を実施したところ、男児と同じ保育所に通う3歳の姉と0歳の男児3人の感染が確認された。0歳児の1人は軟便症状が出ている。ほかの3人は症状がないという。
集団感染は今年3例目で、O157を含む腸管出血性大腸菌の感染は16件目、感染者は85人になった。県健康増進課は二次感染防止のため、手洗いの徹底や、食品の取り扱いなどに注意するよう呼び掛けている。