かゆいところに手が届く、あるいは届きすぎと評判の日本の発明品の数々だが、最近海外で話題となっていたのは、列車内の嘔吐物を掃除する「嘔吐物専用クリーナー」だ。
まあそれだけ電車内で嘔吐する人が多いってことだ。
・駅で嘔吐する酔っ払い客が急増する年末年始
「嘔吐物専用クリーナー」を開発したのは、JR東日本の子会社であり、駅構内の清掃などを請け負っている東日本環境アクセスだ。
同社によると、ターミナル駅の品川駅では、平均すると一日20件、金曜日は50件の嘔吐物が見つかるらしい。
年末年始にはさらに増え、新大久保駅では一晩で100件を超えたこともあるそうだ。
・嘔吐物にはノロウイルスなど感染症の危険性も
嘔吐物を清掃する際、同社のスタッフは、おかくずや紙製の凝固剤を散布してからほうきとちりとりですくい上げるという方法をとっている。
掃除している間、不愉快な光景と不愉快な悪臭に耐え、さらにはノロウイルスなどの感染症の危険にもおびえなくてはならない。
嘔吐物を処理することは「最も困難な仕事のひとつ」なのだ。
・衛生的に素早く嘔吐物を回収できる新発明!
そこで、東日本環境アクセスが環境機器メーカーの蔵王産業と共同開発したのが「嘔吐物専用クリーナー」である。
吸収性のある粒状の製品「アクセスクリーン」を嘔吐物にかけてまとまりやすくし、それをクリーナーで吸い取る。
嘔吐物はクリーナーにセットしたビニール袋へ直接入るため、あとは封をして廃棄するだけで作業完了だ。
また、クリーナーの吸い込み口先端より除菌水が吐出されるらしく、除菌をしながら清潔に嘔吐物を回収できるようだ。
東日本環境アクセスでは今年12月の販売に向け調整を行なっており、もしかしたら忘新年会帰りの駅で「嘔吐物専用クリーナー」の活躍を見ることができるかもしれないね。
でも、そもそも活躍する機会がないほうが世のため人のためなわけだけども・・・。
https://news.biglobe.ne.jp/…/1002/kpa_181002_5224867144.html