2017/08/04【豚インフルエンザ:H1N1】ミャンマー豚インフル、死者12名に /ミャンマー
【豚インフルエンザ:H1N1】ミャンマー豚インフル、死者12名に /ミャンマー
日に日に感染者と死亡者が増加
ミャンマー保健省が発表した声明によると、8月1日時点で、豚インフルエンザとして知られる新型インフルエンザA型H1N1による死亡者が12名に達したという。
同保健省は7月31日、ヤンゴン総合病院に入院していた患者2名と、北オッカラパ(North Okkalapa)病院からヤンゴン総合病院に移送された患者1名が30日に死亡し、44名の感染者のうち、10名が死亡したと発表。
また、翌8月1日には、ヤンキン(Yankin)小児病院とWaibargi病院に7月28日に入院した患者各1名が、31日にそれぞれの病院で死亡したことを発表している。
声明によると、重度の急性呼吸器感染症で治療を受けているのは全国で210名以上に達し、そのうちA型H1N1インフルエンザの感染者は62名だという。
同保健省では数日毎に声明を発表し、A型H1N1インフルエンザへの感染状況などを更新している。
豚インフルの死亡率は5.6%
ミャンマー保健省の声明によると、7月21日から30日の間に急性呼吸器疾患に感染した患者は全国で182名に達し、そのうち51名にA型H1N1の陽性反応があり、死亡者は10名であった。
この時点で、A型H1N1インフルエンザの死亡率は5.49%だと発表している。
一方、7月31日にさらに2名の死亡が確認され、急性呼吸器疾患に感染した患者は210名以上、さらにA型H1N1の陽性反応が確認された患者は62名に増加。これにより、死亡率はわずかながら上昇し、5.6%に達した。
日に日に感染者と死亡者が増えている上、ヤンゴンでは外科用マスクが売り切れ状態だといい、保健省は国民の間で広がる動揺を懸念し、予防措置を講ずるよう促している。
https://www.myanmar-news.asia/news_bNYThmDc42.html