2018/08/14【院内感染:多剤耐性アシネトバクター】耐性菌で院内感染の鹿児島大病院 対策検証委を設置 /鹿児島県
【院内感染:多剤耐性アシネトバクター】耐性菌で院内感染の鹿児島大病院 対策検証委を設置 /鹿児島県
鹿児島市の鹿児島大病院は11日、抗生物質がほとんど効かない多剤耐性アシネトバクターや類似の菌に入院患者15人が感染し、8人が死亡した問題を受けて、病院が実施した対策などを検証する委員会を設置したと発表した。菌の検出状況などを見て、今年度末に「終息」と判断できるか検討する。
病院によると、検証委は市保健所や県医師会などの外部委員4人と、院内の医師ら8人の計12人で構成。
10日に初会合が開かれ、4月に耐性菌が見つかって以降は検出されていないことをふまえ、病院の対策が適切に実施されていると確認したという。また、検証委が手洗いなどの衛生管理や抗生物質の適正使用などの対策の実施状況を評価していくことを決めた。