兵庫県淡路県民局洲本健康福祉事務所は26日、同県南あわじ市松帆古津路(まつほこつろ)の宿泊施設「けひの海」で今月20~22日の3日間に食事をした82人のうち、19~70歳の男女71人が下痢や嘔吐(おうと)、発熱などの症状を発症したと発表した。ほかに共通した店での飲食はなかったことなどから、同事務所は「けひの海」の調理場で提供された食事が原因の食中毒と断定。26日から3日間、営業停止処分とした。
同事務所によると、20~22日に同施設で食事をした全256人のうち、82人を調査。南あわじ市の38人を中心に、兵庫県内の計71人から類似の症状を確認した。症状は軽く、全員快方に向かっているという。同事務所は原因菌の特定を急いでいる。