【食中毒】土浦の焼き鳥店で再び食中毒 /茨城県
今月、土浦市の焼き鳥店で焼き鳥を食べた男性6人が下痢や腹痛などの症状を訴え、土浦保健所はこの店による食中毒と断定して、営業禁止の処分にしました。
この店は、以前も食中毒による処分を受けていて、県は改めて指導を徹底することにしています。
営業禁止の処分を受けたのは、土浦市大和町の焼き鳥店「鶏串処一鶏」です。
県によりますと、今月4日、この店で焼き鳥を食べた19歳から30代前半までの男性6人が下痢や腹痛などを訴えました。
調査の結果、6人が一緒に食事をしたのが限られることなどから、この店による食中毒と断定し、県は11日から営業禁止の処分としました。
症状を訴えた6人は、いずれも快方に向かっているということです。
この店では、ことし4月にも提供した食事による食中毒が起きていて、先月1日から3日間にわたって、営業禁止の処分を受けていました。
県によりますと、当時は調理室の消毒や、保管していた食材の廃棄などを指導したうえで、処分を解除したということですが、今回の食中毒について、店の経営者は、「忙しい中で焼き方が甘くなっていた」などと話しているということです。
県は「指導が十分でなかった」として、今後は、店に焼き方のマニュアル作りを求めたうえで、実際に確認も行うなどして、再発防止に努めることにしています。