2019/03/24【食中毒】猫に食べさせちゃダメ!命に関わる危険な食べ物10選
1. ネギ類
ネギ類は、猫に与えてはいけない食べ物です。玉ねぎはもちろん、長ネギやニラも避けましょう。
これらネギ類に含まれている酵素が、猫の赤血球を破壊してしまうのです。加熱しても、この酵素はなくならないので要注意です。
ネギだけを与えることがなくても、飼い主さんの食べ物にネギが含まれていて、それをつまみ食いしてしまうなど、思わぬ事故に気をつけましょう。
ただ、同じネギ類でも、ニンニクは少量であれば免疫力アップに繋がりますが、猫によって適量が異なりますので、適量が分からないのであれば与えない方が無難です。
2. チョコレート
チョコレートを猫に与えると中毒を起こし、重症になると死亡するケースも。チョコレートに含まれる、テオプロミンやカフェインが原因です。
猫が自らチョコレートを食べることは少ないと思いますが、何かの拍子に口に入ってしまわないよう、猫の手が届くところにチョコレートを置かないように注意してください。
3. 生の青魚
意外や意外、生の青魚は、猫に食べさせてはいけない食べ物です。青魚には不飽和脂肪酸や酵素が含まれており、細胞の老化を早めたり、体内のビタミンB1を破壊してしまったりします。
青魚は新鮮なものを加熱して、与えるようにしてください。
4. 生の豚肉
生の豚肉には、トキソプラズマという寄生虫がいることがあります。
猫に感染したトキソプラズマが、人にも感染する可能性が。
特に妊婦さんに感染すると、胎児に重大な障害を起こしたり、死亡させてしまったりすることがあります。
妊娠前からトキソプラズマに感染していた場合は問題ありませんが、妊娠中に初めて感染した場合は、とても危険です。
ですから、猫に豚肉を与える場合は必ず加熱して、トキソプラズマを死滅させてからにしましょう。とはいえ、あまり消化の良い食べ物ではないので、大量に猫に豚肉を与えるのはオススメできません。
5. 牛乳
子猫などに牛乳を与えたくなってしまいますが、実は下痢を引き起こす可能性がある食べ物です。牛乳に含まれるラクトースに過敏反応してしまうのです。
体力のない小さな子猫が下痢を起こすと、命に関わる場合があります。
猫に与えるときは猫用ミルクや、ヤギミルクを与えてあげましょう。
6. 生卵
生卵の白身は、猫にとっては皮膚炎や結膜炎などの原因になることがあるので、加熱して与えるようにしてください。
新鮮な黄身ならば、生で与えても大丈夫です。
7. サザエ、アワビ、トコブシ
サザエやアワビ、トコブシなどアワビ類の内臓は、猫にとって毒になります。
ピロフェオホルバイドという成分が内臓に含まれており、光線過敏症を起こすことがあるのです。光線過敏症になると、かゆみや腫れが起き、耳がなくなってしまうことさえあります。
東北地方では「春先(2月〜5月)のアワビの内臓を猫が食べると耳が落ちる」という言い伝えがあります。正に言い伝えの通りですので、猫にアワビ類を食べさせないようにした方が良いでしょう。
8. 生いか、生たこ
生いか、生たこにはチアミナーゼという酵素が含まれており、これが猫の体内のビタミンB1を破壊してしまいます。
ただ、チアミナーゼは熱に弱いので、十分加熱すれば大丈夫ですが、猫には消化が良くない食べ物です。内臓や頭は与えない方が無難です。
9. 骨
骨は大きなまま猫に与えてはいけません。
必ずフードプロセッサーなどで細かくしてから、与えるようにします。大きなまま与えると、喉や内臓に刺さって危険です。
10. アボカド
女性に人気のアボカドですが、猫には下痢や嘔吐、呼吸困難を引き起こす食べてはいけない食べ物です。アボカドに含まれる「ペルシン」と言う成分が原因です。
まとめ
飼い主さんが美味しそうに食べていたら、猫も興味を持って近づいてくるかもしれません。
クンクンと匂いを嗅ぐまでは良いですが、ペロッと一口、なんて事にならないよう、ご注意を。
キッチンやテーブルに置いてある飼い主さんの食べ物を猫が漁る、なんてこともありますので、猫の手の届かない冷蔵庫などに、しっかりとしまっておきましょう。