兵庫県の丹波健康福祉事務所は、2020年12月31日、丹波市山南町野坂の老人保健施設「さんなん桜の里」で、昼食を食べた入所者などあわせて40人が下痢などの症状を訴え、集団の食中毒が発生したと発表した。いずれも症状は軽く、快方に向かっているという。
食中毒が発生したのは、丹波市の老人保健施設「さんなん桜の里」。調査したところ、施設が提供した昼食を食べた入所者や通所利用者、職員など20歳から99歳の男女あわせて40人が下痢などの症状を訴えていた。発生状況が似ているうえ、施設の昼食以外に共通して口にしたものがないことから、兵庫県は食中毒と断定。40人はいずれも軽症で入院した人はおらず、快方に向かっているという。
県は、食中毒の原因を調べるとともに、2021年1月2日までの3日間調理業務を停止するよう命じた。