札幌市教育委員会は4日、市営の野外教育施設「札幌市青少年山の家」(同市南区)で、4月28日~5月3日に施設を利用した137人と食堂スタッフ1人が、嘔吐や下痢、発熱などの症状を訴えたと発表した。市保健所は3日に立ち入り調査を始め、食中毒と感染症の両面で調べている。施設は4日から利用者の受け入れを中止した。
同期間に利用した13団体のうち、大学のサークルなど5団体の計137人が症状を訴え、病院で治療を受けるなどした。食堂スタッフの60代の男性も同様の症状で入院。いずれも命に別条はない。施設の食事は委託業者が施設内で調理し、利用者に提供していた。
大学のサークルの代表者が2日、複数人に症状が出たと施設に連絡。施設の管理業者が他団体にも聞き取り、発症者が多数いると分かった。連絡が取れていない団体もあり、確認を進めている。
https://www.sankei.com/li…/news/190504/lif1905040035-n1.html