2018/01/10【鳥インフルエンザ】香川で鳥インフルの疑い=簡易検査で陽性-遺伝子で感染確認続く /香川県
【鳥インフルエンザ】香川で鳥インフルの疑い=簡易検査で陽性-遺伝子で感染確認続く /香川県
香川県は10日、さぬき市内の養鶏場で毒性の強い高病原性鳥インフルエンザ発生が疑われる事例が見つかったと発表した。
簡易検査で陽性と判明した。遺伝子を調べる詳細な検査で感染が確認されれば、国内では今冬初めて。県は11日未明、遺伝子検査について記者会見し、「高病原性かどうか正確な判断が現時点ではつきかねる」と説明した。さらに詳細な分析を続け、その結果を踏まえ、再検査を行うかどうか判断する。
養鶏場で10日朝に55羽が死んでいるのが見つかり、簡易検査の結果、11羽のうち3羽が陽性反応を示した。感染が確認されれば、県は飼育されているニワトリ約5万1000羽全てを殺処分。養鶏場の周辺をニワトリや卵の移動を制限する区域に指定し、主要道路で通行車両の消毒も実施する。
県は浜田恵造知事を本部長とする鳥インフルエンザ対策本部を設置した。農林水産省も別途対策本部を設置し、斎藤健農水相が「(香川県と)緊密に連携を取り、まん延防止のため防疫措置を確実に実施してほしい」と指示した。