千葉県は3日、浦安市の20代男性会社員と、柏市の30代男性会社員がはしかを発症したと発表した。浦安の男性は他者に感染させる可能性のある期間に公共交通機関を利用していた。県は、はしかが疑われる症状が出た場合、事前に医療機関に連絡してから受診することや、公共交通機関の利用を避けることなどを呼び掛けている。
県疾病対策課によると、浦安の男性は先月25日から発熱や発疹などの症状が出た。26日午後1~4時ごろ、市内の病院を受診するために東京ベイシティバスに乗車して東野3丁目-東海大学浦安高校入口間を往復した。30日に八千代市内の病院も受診し、今月1日にはしかと判明した。
柏の男性は先月25日に発症し、鎌ケ谷市内の病院を受診。今月1日にはしかと判明した。柏市保健所によると、職場内で感染した可能性が高いという。公共交通機関を利用していたか調べている。
2人とも快方に向かっているという。県内のはしか発症は今年に入ってこれで計19人。