2017/04/06【麻疹(はしか)】山形ではしか感染拡大続く 50人超す /山形県
【麻疹(はしか)】山形ではしか感染拡大続く 50人超す /山形県
山形県置賜地域の自動車学校の通学者から始まったはしかの感染が拡大を続けている。確認された感染者は5日現在、3次感染の23人を含め53人。県は同日、医師会など関係機関と連絡会議を開き、新学期を控えた小中学校に向け、注意喚起することを確認した。
感染が初めて明らかになったのは3月9日。インドネシアのバリ島から帰国した横浜市の20代男性が教習所に通っているときに発熱し、はしかと診断された。間もなく、同時期の通学者や教官ら計14人の感染も確認された。
最初に発症した男性が宿泊していたホテルの従業員や利用者らにも感染が相次ぎ、3次感染とみられる症例は置賜地域だけでなく庄内地域にも拡散している。
県によると、感染者は年代別に、免疫を持たない割合が比較的高いとされる20~30代が32人と6割以上を占める。一方、ワクチンを2回接種しているとされる10代で9人、幼年期にはしかにかかるなど免疫を持っているとされる50~60代でも3人が感染している。
県は「過去にワクチンを接種していても効果が薄れることもある。高熱や発疹など疑わしい症状がある場合、必ず事前に連絡した上で受診してほしい」(薬務・感染症対策室)と呼び掛けている。
http://www.kahoku.co.jp/tohokune…/201704/20170406_53004.html