名古屋市は12日、同市中川区の20代の女性会社員がはしかを発症したと発表した。9月にタイを旅行し感染が判明した20代の妹から感染した可能性が高い。女性はその後、フランスを旅行。市は発症前日の帰国便の同乗者に感染が広がる恐れがあるとして、市のホームページなどで便名を公表し注意喚起している。
市によると、女性は10日に発疹が出て市内の医療機関を受診、11日に遺伝子検査で感染が判明した。タイ旅行から帰国後、9月23日にはしかを発症した妹と同居していたため、感染の恐れがあるとして検温など経過観察していた。
女性は今月5~9日にフランスを旅行。パリから韓国の仁川国際空港経由で中部空港に帰国した。はしかの潜伏期間は10~12日ほどという。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36458470T11C18A0CN8000/