2019/09/10【RSウイルス】乳幼児のせき「ゼーゼー」要注意…RSウイルス患者急増

乳幼児がかかると肺炎などを引き起こす恐れがあるRSウイルス感染症の患者が増えている。8月26日~9月1日に全国約3000の小児科から今年最多の7673人の患者が報告された。前週の報告に比べて一気に3385人増加。国立感染症研究所(感染研)が10日発表した。専門家は警戒を呼びかけている。

感染研によると、都道府県別では、東京が616人で最も多い。福岡468人、大阪467人、神奈川423人などが続く。

RSウイルス感染症は、患者のせきやくしゃみの飛まつを吸い込んだり、ウイルスの付いた物を触ったりしてうつる。2歳になるまでに、ほぼ100%が感染するとされる。

感染してから4~6日後に発熱など風邪に似た症状が出る。肺炎のほか、気管支炎になる場合もある。予防するワクチンや治療薬はなく、点滴などをして回復を待つ。

以前は冬に患者が多かったが、2011年以降は夏から患者報告が増え始める傾向がみられている。

感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「流行の要因は不明だが、今後、拡大する恐れがある。呼吸の時にゼーゼーしたり、息が苦しそうに見えたりしたら、早めにかかりつけ医などを受診してほしい」と話している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190910-OYT1T50154/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 2017-8-7

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました!

    学術雑誌「医療看護環境学」を創刊致しました! どうぞご利用ください! 医療看護環境学の目的 …
  2. 2021-4-1

    感染症ガイドMAP

    様々な感染症情報のガイドMAPです 下記のガイドを参考に、情報をお調べください。 感染症.com…
  3. 2021-4-1

    感染症.comのご利用ガイドMAP

    一緒に問題を解決しましょう! お客様の勇気ある一歩を、感染症.comは応援致します! 当サイトを…
  4. 2022-9-1

    感染対策シニアアドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策シニアアドバイザーを2022年版に改訂しました! 感染対策の最前線で働く職員の…
  5. 2022-9-1

    感染対策アドバイザー2022年改訂版のお知らせ

    感染対策アドバイザーを2022年版に改訂しました! 一般企業の職員でも基礎から学べ、実…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る