【RSウイルス】RSウイルス、今年は流行早まる 患者週5千人超に急増
乳幼児が感染すると、重い肺炎になることがある「RSウイルス感染症」の流行が今年は早まっている。
例年は秋から冬にかけて流行のピークを迎えるが、今年は夏場から患者数が急増し、最新の1週間(8月14~20日)で5千人を超えた。昨年より流行が1カ月ほど早くなっており、専門家は注意を呼びかけている。
国立感染症研究所が全国約3千の医療機関からの患者数の報告をまとめ集計した。今年は7月に入ってから患者が増え始め、8月29日発表の速報では、14~20日の患者数は5389人。
同時期では過去10年間で最多で、昨年同時期の4・6倍に上った。
都道府県別では、大阪が最多の495人、東京454人、神奈川364人、埼玉331人、福岡320人、愛知262人と続いた。新潟や福島なども患者報告が多かった。