衛生管理方法・対策のありがちな罠(11)
ゴミ捨て場・保管所はどこですか?
こんにちは、感染症対策コンサルタントの向田です。
本日は、よくある衛生管理のありがちな罠の続編について対策や方法などを解説します。
本日も、ゴミ捨て場・保管所についてです。
先日、衛生について解説させて頂きましたが、本日は適切な集積所はどこか?という点について解説させて頂きます。
皆さんの施設やお店では、ゴミの集積所はどこにありますか?
恐らくすぐ近くでしょう。場合よっては、収集に来る時間まで施設内や厨房の中などに保管をしている方もいるでしょう。
ゴミは衛生害虫(ネズミ、ゴキブリ、コバエ)のご馳走であり、誘引物であると前回の解説しましたね。
集積所が衛生的であっても、ゴミ袋からのご馳走の臭いに奴らは誘われてきますので、なるべく建物から離れた場所が望ましいですね。
また、なるべく密閉出来る容器や袋で、臭い漏れも防止したいですね。
過去に、どうしてもゴキブリの被害が収まらない施設様にお伺いした際に、厨房のすぐ裏に、資源用としてバナナやリンゴ、野菜などの皮を集めていたお客様が居ました。厨房をどんなにきれいにしていても、すぐ外にあるバナナの皮の臭いに釣られてやってきて、すぐ目の前のドアから厨房内に侵入してきていたんですね。
また、バナナの皮なども、3日に一回のペースで回収でしたので、最大3日間も外に放置されていたわけですからゴキブリもやってきますね。
つまり、ゴミの集積所や滞留時間も考えて配置をしないといけないですね。
ポイント
- 集積所は出来るだけ建物から離れたところにする
- 出来るだけ臭い漏れがしない密閉出来るものが望ましい
- なるべく滞留しないような収集サイクルが望ましい
気になった方は感染症.comまでお問い合わせください!