大分市保健所は19日、昨年末以降、市内の男性3人がはしか(麻疹)に感染したと発表した。
市内在住者の感染は2011年以来で、県内で感染が確認されたのは14年以来。
市保健所によると、市内の医療機関から、昨年12月21日に40代男性、今月5日に40代男性、同19日に30代男性のはしか患者が受診したとの届けあった。2人は既に回復し、30代男性は症状が軽いので自宅療養しているという。3人には近い過去の海外渡航歴はなく、感染経路は特定できていない。
はしかはウイルス性疾患。高熱やせき、全身の発疹が特徴で、脳炎や肺炎、中耳炎などを引き起こすこともある。潜伏期間は約10日。
市保健所は「ワクチン接種が1回、または受けたことがない人は、接種を受けてほしい。はしかを疑う症状で医療機関を受診する際は、事前に医療機関に連絡してほしい」と呼び掛けている。
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/01/20/131205772