2020/05/09【アニサキス:寄生虫】サバ刺し身で30歳男性が食中毒に /熊本県
熊本県は8日、サバの刺し身を食べた県外の男性(30)が、寄生虫アニサキスによる食中毒を発症したとして、販売した南関町の「特産品センターなんかん いきいき村」を運営する塩山食品(塩山治男代表取締役)に対し、食品衛生法に基づきサバの刺し身の販売を禁止した。県内で今年、アニサキスによる食中毒は2例目。
県健康危機管理課によると、男性は6日、同センターでサバの刺し身を購入して自宅で食べた。7日午前4時ごろに胃痛を感じ、福岡県柳川市の医療機関を受診。男性の胃からアニサキスが見つかった。症状や発症時間から、サバの刺し身が原因と断定した。男性は回復しているという。
同課は、男性の他にもサバの刺し身を購入した客がいないか調べる。