2017/02/03【インフルエンザ】インフルエンザ猛威 学校欠席延べ2323人 /山梨県
【インフルエンザ】インフルエンザ猛威 学校欠席延べ2323人 /山梨県
県内で今冬、インフルエンザが猛威を振るっている。新型インフルが大流行した平成21年度に次ぐ水準だ。県は2日、幼稚園、小中学校や高校の1月末までの欠席者数と学級閉鎖などの措置を行った学校(幼稚園など含む)数がいずれも、22年度以降の7シーズンで最悪となったことを明らかにした。2日現在、中北、峡北、峡東の3保健所(支所)管内が依然、「警報レベル」となっており、うがいや手洗いの徹底を呼びかけている。
県健康増進課によると、今シーズンにインフルエンザで欠席した児童・生徒数は延べ2323人。これは27年度まで過去6シーズンの平均(延べ1135・1人)の2倍強にあたる。
この結果、116校が学級閉鎖から休校に至る何らかの措置を行った。
過去6シーズン平均(67・3校)を大きく上回り、同期間で初めて百の大台に乗った。
今シーズンの1月末までの措置の内訳は重複分も含め、休校(休園)10校、学年閉鎖74校、学級閉鎖193校となった。
同課によると、今シーズンの猛威は、近年では新型インフル「H1N1型」が世界的に大流行し、県内でも延べ1万4千人超の児童・生徒が欠席した21年度に次ぐ状況という。
今冬、インフルが大流行している要因として、県立中央病院感染症科の三河貴裕医師は「昨年までの『H1N1型』から『H3N2型』にウイルスの主役が交代し、ワクチンの効果が薄まっているためではないか」と指摘する。
その上で「建物内や人混みなどはウイルスが充満している。外出時のマスク着用とこまめな手洗いを」とアドバイスしている。
県健康増進課によると、「新学期後の1月中旬から2月上旬までが学校での感染のピーク」という。3月も「体調が悪くても無理して卒業式などに出席するなどで、感染が増える傾向にある」と注意を呼びかけている。
http://www.sankei.com/reg…/news/170203/rgn1702030013-n1.html