2017/01/21【インフルエンザ】インフル拡大、昨年の3倍 /長崎県
県内でインフルエンザの感染が広がっている。昨年9月1日~今月19日までに保育所、幼稚園、小中学校、高校の計30施設が学級・学年閉鎖などの措置を取った。昨年同期の9施設の3倍以上で、県医療政策課は「高熱や倦怠(けんたい)感などインフルエンザの症状があれば早めに受診してほしい」と呼び掛けている。
長崎市上西山町の安井小児科医院では20日、15人がインフルエンザの検査を受け、幼児2人と小中学生の計4人の感染が確認された。安井誠医院長は「年明けに徐々に患者が増えてきている」と話す。
市立長崎商業高でも冬休み明けに流行し、これまでに10クラスが学級閉鎖になった。インフルエンザで欠席した生徒がいるクラスでは、全員が朝のうちに検温し、37度以上あれば原則下校させているという。
県が70の医療機関を対象に実施した定点調査によると、1医療機関当たりの感染者は昨年12月26日~1月1日が4人、2~8日が6・89人、9~15日が9・11人と徐々に増加し、県内全域に注意報を発表する基準(10人)に近づいている。地域別では、対馬、島原・雲仙・南島原の県南、長崎の3地区で特に流行し、1医療機関当たりの感染者は10人を突破。年齢別では10~20代が最も多かった。
県の担当者は「帰宅後の手洗い、うがいを徹底し、せきやくしゃみが出る場合はマスクを着用してほしい」と呼び掛けている。
http://www.nagasaki-np.co.jp/…/kennaitopix/2017/01/21091611…