2019/09/11【インフルエンザ】9月にインフルエンザで学級閉鎖が相次ぐ 感染拡大のワケとは
インフルエンザで学級閉鎖が相次いでいます。まだ暑いのに、一体なぜ感染が拡大しているのでしょうか?
9月なのに、まだまだ厳しい暑さ。熱中症が心配なところですが…
名古屋市緑区にあるクリニック「もろの木こどもクリニック」。診察室をのぞくと聞こえてきたのは…
「インフルエンザのチェックするね。まずお鼻からいこうか」(もろの木こどもクリニック 諸岡正史院長)
実はいま、インフルエンザなどで高熱を出す子どもが増えているといいます。
「(例年であれば)お盆明けは風邪の患者さんは少なく発熱の患者が減っていたが、(ことしは)9月入ってから熱の子が結構増えたなと、倍くらいになっている」(もろの木こどもクリニック 諸岡正史院長)
小学校でも影響が出ています。名古屋市天白区にある「名古屋市立山根小学校」。この小学校では、3年3組の児童30人のうち、8人からインフルエンザの陽性反応が出たため学級閉鎖に。
愛知県知多市にある「知多市立八幡小学校」でも1クラスで学級閉鎖となったほか、愛知県刈谷市にある「刈谷幼稚園」「小高原小学校」でも、学級閉鎖となりました。
愛知県内で続出しているインフルエンザ。寒い冬の時期に猛威を振るうことが多いですが、一体なぜ暑い今、流行しているのでしょうか?
「南半球のオーストラリアとかニュージーランドとかインフルエンザの感染時期。夏休み中に旅行などで行き来があったりすると、感染した人が日本に帰ってくる」(もろの木こどもクリニック 諸岡正史院長)
さらに院長によると、“夏休み明け”という「時期」も関係しているといいます。
「夏休みで学校休みだと接触少ないけど、クラスで一堂に会するとか幼稚園が始まるとか感染の場になっているのでは」(もろの木こどもクリニック 諸岡正史院長)
保護者からは戸惑う声も…。
「びっくりしました。早いなって。この子も夏休み明けに幼稚園に行ったんですけど体調不良に」
「保育園で(ウイルスを)拾ってくることはあるのかなと」(クリニックに来た親)
本格的な流行シーズンを前に感染が拡大するインフルエンザ。今後も注意が必要です。