【カンピロバクター】江北の飲食店で2人食中毒 未加熱鶏肉を提供 /佐賀県
佐賀県は15日、カンピロバクターによる食中毒が発生したとして、杵島郡江北町の飲食店「串源」に対して同日から5日間の営業停止命令を出した。客の20代の女性2人に下痢や腹痛などの症状があったが、現在回復しているという。
県生活衛生課によると、2人を含むグループ3人が2日に同店を利用し、3日後に発症した1人が、医療機関を受診してカンピロバクターが検出された。杵藤保健福祉事務所の調査で、加熱用の鶏肉を未加熱の砂ずりの刺し身で提供していたことが判明した。
カンピロバクターは鶏などの腸管内にいる細菌で、少量でも食中毒を発生させ、熱には弱い。今年、県内の飲食店で発生したカンピロバクターの食中毒は3件目。生活衛生課は「鶏肉は『新鮮だから未加熱で食べても安全』ではない。十分加熱してほしい」と話す。
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/231132