【クワズイモ】「クワズイモ」に注意…静岡で食中毒 /静岡県
静岡市保健所は22日、サトイモ科の植物「クワズイモ」の根茎を食べた市内の60歳代の女性が口の中の痛みや吐き気などを訴え、食中毒と断定したと発表した。
発表によると、女性は18日、自宅の庭で栽培していたクワズイモをゆでて一口食べたところ、口の中に痛みを感じるなどし、医療機関を受診した。快方に向かっているという。
原因は、クワズイモに多く含まれるシュウ酸カルシウムとみられる。植物の中では針状の結晶で、食べると口の粘膜に刺さり、痛みなどの症状を引き起こす。
クワズイモは、主に観葉植物として栽培されているが、葉の形がサトイモなどに似ているため、2007年から17年までに全国で13件55人が誤って食べ、食中毒になっている。静岡の女性は「サトイモと外見が似ていたので、食べられるかと思って試した」と話しているという。
市保健所の担当者は「クワズイモを育てる際は野菜の近くに植えないようにし、食用と判断できない植物は食べないでほしい」と呼びかけている。
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