2017/06/15【コレラ】イエメン:コレラが猛スピードで拡大 12万人以上の感染者中、半数が子ども /イエメン
【コレラ】イエメン:コレラが猛スピードで拡大 12万人以上の感染者中、半数が子ども /イエメン
リリース発行企業:公益財団法人日本ユニセフ協会 12万人以上が感染、半数が子ども
紛争と栄養不良が蔓延するイエメンで、コレラの流行拡大が止まらないことを受け、ユニセフ(国連児童基金)イエメン事務所代表 メリチェル・レラノは、以下の声明を発表しました。
イエメンでのコレラ感染は目を見張るスピードで拡大し続けています。これまでに12万4,000件以上の症例が記録されており、その約半数は子どもです。
イエメンの子どもたちは、今も戦争の矢面に立たされています。病気になった子どもやコレラが原因で死亡した子どもたちの多くは栄養不良に陥っていました。4月下旬以降、コレラが原因で亡くなった人の数は少なくとも923人にのぼり、そのうち4分の1は子どもです。
紛争で大打撃を受けたイエメンの保健システムを、コレラの流行が打ちのめしています。病院や治療センターは、全国から押し寄せる大勢の患者の対応に苦戦しています。医薬品や点滴製剤も不足しています。
医療従事者たちは、このような多くの困難に直面しながら、そして約9カ月間給料が支払われていないのにも関わらず、この緊急事態への対応のためにいかなる努力も惜しむことはありません。
医療従事者に給料を支払うための緊急的な解決が無ければ、イエメンにたくさんの支援物資が届いたとしても、さらに多くの子どもたちが命を落とすことになります。
紛争の終結が見えない中、コレラの流行やその他起こりうる病気が、子どもたちの命に忍び寄り続けるのです。
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