2019/07/06【サルモネラ】香川労災病院で34人、サルモネラ菌集団感染 原因不明 /香川県
香川県は5日、丸亀市城東町3丁目の香川労災病院で、サルモネラ菌の集団感染が起きたと発表した。5月28日から7月4日までに入院患者計34人が感染。原因はわかっておらず、今後、国立感染症研究所(東京)の専門家チームが調べる。県によると、サルモネラ菌による集団感染が長期にわたって終息しないのは珍しい。
病院によると、5月28日に入院患者1人が下痢や発熱などを発症。以降、同31日から7月2日まで断続的に感染者が出ている。うち1人は重症だったが、快方に向かっているという。
現時点で感染した職員はおらず、患者に提供した食品、調理室や病棟などからも菌は検出されていない。病院の担当者は「外部の専門家の力を借り、一日でも早く原因を特定したい」と話した。