【ノロウイルス】カキ提供店制限へ…オータムフェスト
札幌市で毎年秋に開かれている「さっぽろオータムフェスト」の実行委員会(名誉会長=秋元克広札幌市長)は31日、今年の開催期間中の食中毒対策を強化することを決めた。昨年の開催時にカキ料理を食べた観光客ら6人がノロウイルスに感染したことを受けた措置という。
実行委によると、カキ料理の提供は、市町村の直轄店舗か市町村の推薦を受けた店に限ることにした。また、飲食店の多い大通公園の8会場では、各会場管理者が衛生環境を把握できるよう、カキ料理を扱う店を1会場につき1店舗までに制限することも決めた。事業計画には「『生食用の牡蠣かき』を十分に加熱して提供する」との文言も明記した。
昨年までは会場管理者が衛生管理指導を受けるだけだったが、今後は全ての出店者にも、保健所が紹介した専門家による安全衛生講習会の受講を義務付ける。食品の衛生管理を確実に行えるようにするため、各店舗が販売できる商品を1店舗当たり10品目以内とする。また、会場に新たに手洗いコーナーも設置する。
この日の実行委では、今年の開催期間が9月7~30日の24日間と決まった。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/…/20180601-OYTNT50041.html