2018/12/31【ノロウイルス】札幌、ノロ食中毒猛威警戒 生カキ提供見合わせも /北海道
札幌市内の飲食店などで、カキによる食中毒の疑いのある事例が相次いで起きている。事例が発生した飲食店と家庭は14日から27日までの2週間で、26件に上る。このうち4件は、札幌市保健所がノロウイルスによる食中毒と断定した。発症者はいずれもカキ料理を食べていることから、生カキの提供を見合わせる飲食店も出ている。
市保健所によると、食中毒の疑いのある事例は14日、家庭と飲食店で1件ずつ発生。その後も断続的に発生し17日に5件、25日には7件あった。市保健所は「短期間にこれほど起きるのは異例の事態」とする。
感染性胃腸炎とみられる症状を訴えている人は28日現在、計137人。保健所によると、いずれも生カキや蒸しカキなどカキを使った料理を食べているという。このうち39人がノロウイルスが原因と断定された。
市内の2店がノロウイルスによる食中毒と断定された飲食店グループは現在、市内の系列全9店で生カキの提供を自粛している。ある系列店の男性店長(38)は「うちの店から食中毒は出ていないが、これ以上お客さまの信用を失うわけにはいかない」。
札幌市中央区の会社員宮本晃督(こうすけ)さん(46)は「忘年会の時期はカキを食べる機会が多い。生カキが大好きだが、気をつけようと思う」と語る。
https://news.goo.ne.jp/…/hokkai…/region/hokkaido-262999.html