2018/01/29【ノロウイルス】水俣市の旅館で22人がノロ食中毒 /熊本県
【ノロウイルス】水俣市の旅館で22人がノロ食中毒 /熊本県
熊本県は28日、水俣市の旅館「昇陽館」が提供した料理や弁当を食べた22人が、ノロウイルスによる食中毒になったと発表した。重症者はおらず、全員快方に向かっているという。県水俣保健所は同店に29日まで2日間の営業停止を命じた。
県健康危機管理課によると、23日夜に同旅館で県内の団体客62人と宿泊客3人が刺し身などの宴会料理を食べたほか、ほぼ同じ献立の仕出し弁当を地元の団体客6人が食べた。このうち両団体客の29~65歳の男女計22人に23日以降、下痢や嘔吐[おうと]などの症状が出た。
26日に連絡を受けた同保健所が有症者9人と調理者4人の便を検査した結果、ノロウイルスを検出。同旅館を原因施設と断定した。
県内での食中毒発生は今年3件目。このうちノロウイルスによる集団食中毒は2件目。