2018/05/16【ノロウイルス】渋川の幼稚園で 市教委へ報告遅れる /群馬県
【ノロウイルス】渋川の幼稚園で 市教委へ報告遅れる /群馬県
渋川市教育委員会は15日、市立北橘幼稚園(狩野英市園長、園児80人)の園児56人と女性教諭2人の計58人が、嘔吐(おうと)や下痢、発熱などの症状を発症したと発表した。発症者が多かった年長組を15日から3日間閉鎖する一方、渋川保健福祉事務所に感染経路や原因の究明を依頼している。重症者はおらず、収束に向かっているという。
市教委によると、今月7日に年長の男児が発症して以降、9日に年長の女児1人、11~14日に年少13人、年中12人、年長28人と一気に拡大した。15日の発症は年少の女児1人。
幼稚園は、床などに飛び散った吐しゃ物の処理については県の感染症対応マニュアルに沿って処理したが、市教委への報告は14日だった。後藤晃教育長は記者会見で「報告が遅れたことは危機管理上の意識の問題で、市教委の指導不足。今後は発症者が少ないうちから情報共有を図っていきたい」と話した。