2018/01/18【ノロウイルス】老人施設「はごろも苑」で集団感染 丹後保健所が職員に研修 /京都府
【ノロウイルス】老人施設「はごろも苑」で集団感染 丹後保健所が職員に研修 /京都府
京丹後市峰山町長岡のみねやま福祉会の総合老人福祉施設「はごろも苑」でノロウイルスの集団感染が発生した問題で、府丹後保健所は17日、同苑の職員を対象に緊急の研修会を開催した。ノロウイルスは感染力が強いことを強調し、嘔吐(おうと)物の慎重な処理など実技指導もした。
はごろも苑によると、17日までに利用者計20人が嘔吐、下痢などの症状を訴え、15人からノロウイルスを検出した。6人の職員も症状が出た。9日からショートステイの新規の受け入れを中止し消毒を徹底した結果、長期入所者も含めて新たな感染はないと判断。18日からショートステイの受け入れを再開する予定。
丹後保健所によると、はごろも苑で最初の発症者が出たのは昨年12月29日。保健所への届け出は今年1月4日で、早期に届けるよう指導した。また、利用者の関係者が「事前に感染の十分な説明はなかった。発症してからはごろも苑では預かれないと帰宅させられたが、家族への感染予防など何の説明もないままで危機管理ができていない」と訴えていることについては「発症者が出始めた早期の段階で課題があった」としている。