2020/01/11【ノロウイルス】高岡の弁当店で33人食中毒 /富山県
県は10日、高岡市中曽根の弁当店「本家かまどや中曽根店」を利用した2グループ33人が嘔吐(おうと)や下痢などの食中毒症状を訴えたと発表した。入院した人はおらず、快方に向かっている。患者からノロウイルスが検出され、県は同店の弁当が原因と断定。12日まで3日間の営業停止を命じた。
33人は射水市と高岡市の事業所の従業員らで、20~70代の男女。今月4~6日に幕の内弁当やチャーハン、天丼などを食べたという。高岡厚生センターが詳しい原因を調べている。
営業する本家かまどや(神戸市)の北陸事業本部は「今後このようなことがないよう対策を講じていく」としている。
近年、県内で発生したノロウイルス食中毒で患者が多かったのは、2019年の高岡市の飲食店(患者数45人)、16年の入善町の社会福祉施設(同29人)など。